タレたま!マガジン

パチンコ店のアルバイト

 これからパチンコ店でアルバイトをしようと考えているタレたまの参考になればと思い、体験談も入れながら述べていきたいと思います。もちろんスタッフとして働くわけで、パチプロとしての道を示す記事ではないのでご注意ください。

役者の卵に人気。

 まず、芸能界を目指しながらパチンコ屋で働いている人は結構多いのではないかと思います。私の役者仲間でも男女問わず、5人に1人ぐらいは「俺パチ屋だよー」とか「私コーヒレディーだよー」と、役者の卵にはかなり人気のアルバイトでした。

時給が高い。

 人気の理由としてやはり時給が高いということです。近年のパチンコ業界は縮小している傾向にありますが、まだまだ巨大市場と呼べます。毎日の売上げもホールによっては何百万、何千万となっており、扱っている金額も大きいですから、従業員に払う給料も高額になります。

時給1300円。

 時給は1100円から1800円(タレたま!調べ)と幅はありますが、東京都の平均的なパチンコ時給を算出すれば1300円ほどでしょう。

 週5日でフルタイム(8時間)で働けば、月給20万8000円のお給料をもらえてしまいます。人によっては能力給なども加算されますから、さらに上を目指せます。他のアルバイトに比べて、やっぱり稼げる印象です。

仕事内容。

 仕事内容としては、ホールの掃除、店前の掃除、台の掃除、など朝は掃除メインで開店準備をしていきます。

 スロットには1から6までの「設定」というものがあって、この設定によって大当たりの確率が変わってきます。この設定を知っているのは主任以上でした。アルバイトは設定を変更することもできないし、設定を知ることもできません。このように売り上げに関わるような大事なところはアルバイトはせず、ただただ掃除などをしていきます。

 開店後は接客メインに仕事をしていきます。お客様に呼ばれれば、すぐに駆けつけます。玉やコインが詰まったら、台を開けて直したり、ドル箱を積み上げたり、メダルを流してたり、とにかくホール内を動き回ります。

知識は必要なし。

 アルバイトをしている人でも、パチンコをしたことがない人はたくさんいました。未経験でも一週間もすれば慣れてくるので、メモなどをちゃんと取りながら覚えていけば何も問題ないと思います。お客様に台のことについて質問されることもあまりないと思うので(もし聞かれたら店長に対応してもらえばいい)知識なしでもいけるアルバイトです。

力仕事は無い。 

 ドル箱もなかなか重いですから、筋トレにもなり、当時は腕の筋肉もなかなかついていました。ジムに通う必要はありませんでした。今は計数機、パーソナルを導入しているホールも多いですから、昔ほど力仕事は無くなっているかもしれません。パチンコ店で働こうと思っている場合は、一度ホールに行って確認してみるのもいいかもしれませんね。

「気づき」が大事。

 いろんなところに意識を向けなければいけないし、何よりも「気づき」が大事な仕事でした。汚れている台を見つければすぐに掃除をして、次の人が座れるように綺麗にしたり、ドル箱を必要としているお客様が入れば呼ばれる前に渡しに行ったり。上級者になると台の画面をみて、「あの台は確変中だから先にドル箱を渡しておこう」と先読みして動いているスタッフもいます。

お客様の顔をみる。

 ゴト行為と呼ばれる不正を働いて、大当たりを狙う人たちがいます。私の働いていたお店にもゴト行為をしている人がいて、防犯カメラなどで犯人を確認しています。スタッフの控え室などに、この人を見かけたら通報!など書かれていました。

 他にも出入り禁止になっているお客さんなどもいましたので、そのような理由からお客さんの顔をチェックしたりなんかもします。悪いお客様だけではなく、常連の仲良く接してくれるお客様もいたりするので、たまに話しかけられたりして、そのコミュニケーションが嬉しかったりしました。

 お給料の面でとてもいい条件のパチンコバイトですが、タレント目線になって考えてみるとどのようなことが言えるか、考えてみたいと思います。

髪型に対してちょっと厳しい。

 髪型の制限が強めである。男性であれば、黒髪で短めでなければいけない等、髪型の融通がなかなか効かないところが多いのではないかと思います。昭和のパチンコ店のように、パンチパーマの兄ちゃんがマイク片手にジャンジャンバリバリいいながら接客する時代ではなく、現代のパチンコ店は清潔感のイメージを大事にしているので、カラーリングがOKだとしても、弱めの茶髪ぐらいが限度ではないかと思います。もちろん、印象を良くしよう!としているお店としては悪いことではないんですけどね。

私は当時、ヤンキー役をメインで演じていた俳優だったので、役によっては金髪にもなりますし、ロン毛にもなります。よって、この制限はなかなか厳しいものがありました。ドラマの撮影期間中は金髪で、アルバイトの時はスプレーなどで黒くしたりしていました。時間もお金もかかってしまいましたね。

耳鳴りがする。

 耳が悪くなってしまう可能性があることを覚悟して働かなければならない。何百台もあるパチンコ遊技機が一箇所に集められて、常に爆音で鳴り響いています。お店の外からでも凄い音で「キュインキュイン♪大当たり~♪」などを聞こえてきたりしますよね。

 さらにはインカムを耳につけて、スタッフ同士で連携をとっていくので、インカムのボリューム設定もなかなかなものです。仕事が終わった後に、家に帰ると耳が「キーン」となったりします。私は慣れてしまったので、そこまで気にしなかったのですが、音楽をやっていたりする人は耳を悪くしたら大変なので、もし働くなら対策をして、気をつけたほうがいいかもしれません。

シフトはガチガチ。

 すべてのお店がそうだとは言えませんが、シフトに関して厳しいところが多いように思います。私の働いているお店は特に厳しいところだったので、来月のシフトをかなり早めに提出しなければなりませんでした。

 急遽、撮影やオーディションの予定が入れば代わりに出勤してくれるアルバイトを探さなければいけません。しかし、スタッフも多いわけではないので、7人のアルバイトを毎日5人ぐらいで回しています。休んでいる2人に「代わりに出てくれないか?」とお願いをして「無理です」と断られてしまえば・・・詰みです。

 私の場合、2週間の地方ロケの予定が入り、店長に相談をしたのですがシフト変更の承諾を得ることができずに、迷惑をかける形で、退職することになりました。売れない役者を続けていく以上、本当に融通を利かせてくれるアルバイト先を見つけないとやっていけないのだなと実感したのはこの時です。

最後に。

お給料がいい分、その引き換えに何かを犠牲にしなければならないことを学びました。しかしその一方で、どうしてもお金が必要な時ってあると思います。

例えば、俳優養成所の入学でまとまったお金が必要であったり、必要なギターや機材を購入するためにアルバイトに集中しなければならない時などがあると思います。俳優養成所の場合は、20万円から30万円はしますので、お金を用意するのも大変ですよね。そのような時は目標達成まで早く貯めたいと思うので、一点集中でやってもいいのではないかという風に考えます。

何にせよ、タレントのタマゴは出演料だけでは生活できないのでアルバイトをして生計を立てていく必要があります。今、どれぐらいのお金が必要なのか、を計算して、芸能活動の時間の確保をしていただきたいと思います。

パチンコ店でアルバイトを考えているタレたまの参考になれれば幸いです。